突然ですが質問です。
「しっている」(知っている)と
「している」の違い
わかりますか?
見ての通り、文字にしてみると 小さい「っ」があるかないかの 違いです。
「しっている」と「している」
この言葉を同時に目にしたとき、 なんと表現したらいいのか適切な 言葉が見つからないのですが、
ズキっ と何か心に刺さるような 感覚になりました。
なんと言いますか、
反省
という感覚に近いものです。
あなたは最初の質問を読んで、 どんなことを感じたでしょうか?
私たちは年齢を重ねるに連れて 経験や知識が増え、それと同時に 自分なりの
「価値観」 や 「判断基準」
というものができてきます。
「あれはいいことだ」
「こんなことしたらダメだろう」
「そんなことやっても多分ムダだ」
「普通に考えたらおかしいでしょ」
これまでの経験や知識から、
様々な判断をくだし、日々の生活を
送っています。
もちろんこれは大切なことで、
そのようなものから危険を回避する
ことができたり、無駄を省いた行動
ができるようにもなります。
小さな子供を見ていると、
「もっとこうした方が早いのに」
「その食べ方だとこぼしちゃう」
「そっちに行ったら危ないよ」
そんな風に思ったり、声をかけ
たりします。
子供は、知識や経験がないため、
好奇心で行動します。
なので、それがどうなるかっていう
のはあまり関係ないんですね。
親は大変です(笑)
それが大人になるとどうでしょう?
私たちは大人になるにつれ、
好奇心よりも、
・周囲からどう見られるか
・常識(自分の中での)
という気持ちが混ざってきます。
その背景には、
「恥ずかしい思いをしたくない」
「損をしたくない」
「バカにされたくない」
「怒られたくない」
といった感情が隠れています。
それゆえ、私たちは徐々に、
知っている
ということに安心感を覚え、
知らない
ことに不安を抱くようになるのです。
セミナーや講演に行くと、新しい知識
を学んだり、またこれまでに学んだこと
の再確認となり、
「いい講演だった」
という気持ちになることがあります。
まさに、知識(知っていること)への
安心感からくるものでしょう。
実際に次に同じ質問をされても、
「聞いたことがある気がけれど、
なんだったかな?」
となってしまうことが多いのでは
ないでしょうか?
恥ずかしながら、私はそういうところ
があると思います。
本当に大切なのは、知識があること
(知っていること)ではなく、行動に
移せている(している)ことではない
でしょうか?
イノベーター理論やパレートの法則
をもとに考えると、そこから行動に
移せる人は、全体の20%ということ
ができます。
「しっている」と「している」の違い。
今日は自戒の念も込めて、ブログに
残させてもらいました。
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