「初めて話したけど、この人
なんだかすごく話しやすい!」
「前から知り合いだったような
気がする!」
「また会って話がしてみたいな」
初めて会ったにも関わらず、
なぜか居心地がいいなと感じる人が、
あなたの周りにもいないでしょうか?
あなたは普段、人と話をするときに、
どんなことを意識していますか?
私たちが人と話をするときにとる
態度として、次の5つのパターンが
あると言われています。
❏診断的態度
「なんで?」など、原因や理由を追求する聴き方
❏評価的態度
相手が言ったことに対し、良い・悪いと
いう評価をする聴き方
❏解釈的態度
相談に対し、「それはさ、〇〇なんじゃ
ない?」と自己解釈で答える聴き方
❏支持的態度
「わかる、わかる」「そうそう」と同調する聴き方
❏理解的態度
「あなたが言っていることはこういうことなんだね。 理解したよ」と、理解と共感を示す聴き方
あなたはどのタイプに近いでしょうか?
どのタイプが良い・悪いということでは
ありません。
状況や内容、立場によって態度をうまく
使い分けることも、良好な人間関係を
築く上では必要になってきます。
ここで重要なのは、対話の順序 です。
ところで、あなたの周りで一緒に
いて居心地がいいなと感じる人は、
どんな人でしょうか?
落ち着いた雰囲気
表情が柔らかい
安心感がある
いろいろと思いつくことがあると
思いますが、話していて居心地が
いいなと感じる人には共通点が
あります。
それは、
相手の話に対して
いつもニュートラル
ということです。
良い・悪いといった評価をせず、
ただただ話に耳を傾けてくれる人。
人は、相手との関係性によって、
自己開示の程度を調整します。
あなたも、初めて会った人に
いきなり深刻な相談をしたり
しないですよね?
いきなり自分の秘密話をしたり
もしないと思います。
それは、その相手が安心できる、
信頼できる人かどうかというのを
判断しかねているからです。
「こんなこと言ったら、バカにされ
ないだろうか…」
「こんな相談したら変な人だと
思われるんじゃ…」
このような不安があるときは、
はなかなか素直に話せません。
つまり、話していて居心地がいいなと
感じる人は、この不安を取り除くのが
得意な人なのです。
そして、その方法のひとつが、
相手の話に対して
いつもニュートラル
になるのです。
まずは、「理解的態度」で相手への
理解と共感を寄せる。
「(相手の意見に同意するしないに
関わらず)あなたの意見や発言を
しっかりと理解し、尊重している」
ということを態度で示す。
そうすることで、この人には、
何を言っても非難されず、
バカにもされない
という安心感を持ってもらうのです。
とは言っても、
賛成できない意見のときは
どうしたらいいのか?
と思う人がいるかもしれません。
もちろん、言いたいことがあれば、
相手に伝えてもらってもいいのです。
大切なのは、先にも述べたように、
対話の順序 です。
まずは相手の話にしっかりと耳を傾け、
否定も肯定もせず、理解し受け止める。
その後で自分の意見を伝えたり、
対策を一緒に考える。
この順番を意識できず、
「聴く」 と 「話す」 を混ぜてしまうから、
コミュニケーションがややこしくなって
しまうのです。
人の考え方や価値観は様々です。
それがいいか悪いかというのは、
状況によっても変わってきます。
まずはすべてを受け止めてみる。
良好な関係を築いていく上で、
重要なポイントです。
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