以前、 「人は見た目が100%」 というドラマがやっていました。
少し前では、
「人は見た目が9割」
なんていう本が出たりと、
第一印象を気にする方が増えてきています。
就職活動のときなど、面接官への印象をよくするために、
スーツのサイズ感やネクタイの色、髪形や表情などを、
教わったり練習したりというご経験のある方も多いのでは
ないでしょうか?
そもそも、なぜ第一印象が大切なんでしょう
私たちは人と出会うとき、
「いい人そう」
「イヤな感じのする人だな」
というような漠然とした印象に引っ張られて、
相手の全体像をくり込んでしまいます。
しかも、最初につくられた印象は修正されにくく、
むしろ増していくということがわかっています。
この現象のことを、心理学では
「初頭効果」 呼ばれています。
では、なぜ初頭効果が起こるのか
それは、
人は自分の正しさを確かめるような情報
ばかりを集めてしまう
からです。
例えば、第一印象で「嫌な人」と思った人を
想像してみてください。
その人が職場で上司に笑顔で話しかけていたとします。
そんなとき、どんなことを思うでしょう?
「上司の前でだけいい人ぶって」
「上司にゴマすっていた」
なんてことを思い、
「やっぱり嫌な人だ」 ということ確認できるような
情報ばかりに目がいくようになってしまいます。
みなさの周りにも、
そうすることで、
「自分が思った通りだ(正しかった)」
と、自分を肯定しようとしてしまうのです。
つまり、そういうメカニズムにより、
最初に与えた印象を覆すのは難しいと考えられます。
これは逆のパターンにも言えますね
最初に良い印象を持ってもらえたら、
自分の行動ひとつひとつが、
「やっぱりいい人なんだ」
という確認につながります。
たかが第一印象。
されど第一印象。
相手と良好な人間関係を築いていく上では、
良い印象を持ってもらえた方が得策ですね!
Comments