みなさんはLINEを使っているでしょうか?
チャット形式でメッセージを気軽にやりとりできる
便利なアプリですので、使われている方も
多いかと思います。
ただ、このLINE、とても優れているために、
相手がそのメッセージを読んだら、
「既読」という表示になるようになっています。
相手がそのメッセージを読んだのかどうかが、
送り主にもわかるようになっているんですね。
さて、ここで質問です。
LINEを送っても一向に既読にならないとき、
みなさんはどういう気持ちになりますか?
いかかでしょう?
反応は人それぞれかと思いますが、
LINEを読んでくれないなんて、
もしかしたら、嫌われてるのかもしれない…
と落ち込んでしまう人もいるかもしれませんね。
自分にもそんな経験があります(笑)
今日はこの出来事を例に、ABC理論について
説明していきます。
ABC理論とは、
状況(Affaire)は思考(Belief)によって解釈される。
その結果として感情(Concequence)が誘発され、
行動に影響するという考え方。
一般的に状況が直接感情に影響を与えると考え
がちであるが、これに一石を投じた有名な理論。
アメリカの心理セラピスト、アルバート・エリスに
よって提唱された理論。
この頭文字を取って、ABC理論と呼ばれています。
今回の例で見てみると、
A(状況)
LINEを送ったけど、一向に既読にならない
↓
C(感情)
自分は嫌われているのかもしれない
となっているように思われがちですが、
AとCの間に「B(思考)」が含まれているのです。
A(状況)
LINEを送ったけど、一向に既読にならない
↓
B(思考)
普通、LINEはすぐに返すものだ
↓
C(感情)
(読んでいないということは)
自分は嫌われているのかもしれない
こんな流れになりますね。
B(思考) とは、その人の、
「信念、考え方、思考」
になります。
信念や考え方というのは人それぞれですので、
同じ場面でもこのようなことが起きるかもしれません。
A(状況)
LINEを送ったけど、一向に既読にならない
↓
B(思考)
LINEを見れないぐらい
忙しいのかもしれない
↓
C(感情)
最近仕事が忙しそうだったもんな
ちゃんと休み取れてるのかな?
つまり、思考(B)が悪い方に捉えがちな人は、
感情(C)も悪い感情を引き起こしやすく、
思考(B)がプラスに捉えやすい人は、プラスの感情を
引き起こしやすくなります。
「自分は何をやっても失敗ばかりだ」
と感じている人は、
「自分は何をやっても失敗する」
という思考(B)を持っている人です。
この思考(B)の部分に、
「失敗しなかったことはなかったの?」
「失敗って具体的にどういうこと?」
「本当にそれは失敗だったのか?」
と問いかけてみたり、
自分の思考(B)に反論してみることで、
違った感情(C)を引き起こせるかもしれません。
相手を変えることはとても難しいです。
自分を変えることもなかなか難しいです。
ですので、自分の思考を少し変えてみる。
こうすることで、人付き合いの中のストレスが
緩和されてきますよ。
気持ちがマイナスに向きがちだったり、
塞ぎ込んでしまっているときなどに、
ふと思い出してみてください。
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