ランチョン・テクニック
という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
聞いたことがない方も、言葉からなんとなく
意味が伝わるかもしれませんが、
ランチョンとは、「形式ばった昼食」という
意味の英語です。
みなさんの職場では、お昼休み(ランチ)は
どのように取られていますか?
社内で食べる、どこか食べに行く、
個人個人、みんな一緒になど、
職場によって違うかもしれません。
人は、一緒に食事をしながら話をすると、
相手に対して好意を持ちやすいとされて
います。
それは単にその場が盛り上がって楽しい
からというだけでなく、
食事中は、相手の話を信じやすくなる
という現象からくるものでもあります。
アメリカの実験で、
「月への一般人の旅行は、数か月以内に実現する」
という根拠の薄い論文を読ませる。
それを、
A:ガムなどを口にしながら読ませる
B:何も口にさせずに読ませる
に分け、その信憑性について確認する
というものです。
結果としては、
Aのグループの多くが高く信憑性を感じた
といい、
Bのグループは「本当なの?」と疑念を抱いた
とされています。
つまり、人は何かを食べているときは、
説得されやすく、騙されやすい状態に
なるのです。
理由としては、
口を動かしているときは注意が口の中に
向かうため、頭の中の緊張感や批判力が
抑制されてしまったり、
口の中に物が入っていると、発言や反論が
思うようにできないので、「いまはいいや」と
なりやすい、
など、所説あるようです。
「職場で○○さんと親しくなりたい!」
「部下に頼みづらいことがある…」
「取引先とうまく話を進めたい…」
こんなときに、少し状況を整えることで、
自分の意見が通りやすくなるかもしれません。
印象と同じように、シチュエーションにも
気を配ってみることで、もっと良い関係を
築いていけますよ
※注意※
ビジネスの場での話ですので、自分のミスの報告
などに使用すると逆効果になりかねません
あくまでも誠実に対応しましょう。
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