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執筆者の写真伊藤真哉

職場で信用を築くには

突然ですが、


上司に対する不満ってありませんか?


職場で起こる感情の衝突としてあるのは、

上司や経営者といった上下関係の中での

問題が多いかと思います。


「うちはワンマンだから…」

「上司は自分の意見を聞いてくれない…」

「俺たちのことを全然わかってくれない…」


みなさんも、組織の中で働いていると、

このような職位間のコミュニケーションギャップを、

一度は感じたことがあるのではないでしょうか?


そんなことがあると、


職場を良くしようと思って言っているのに

現場がどれだけ大変だと思ってるんだ

上は利益しか考えていない


なんて、ストレスに感じてしまっているのでは

ないでしょうか。


なぜ、このようなことが起きてしまうのか?


管理職の人たちに


「部下にしてもらってうれしいことはなにか?」


と質問したという、

ノースカロライナ大学の実験があります。


結果としては、


「手伝いを申し出てくれる」

「人脈をつくってきてくれる」

「情報収集してくれる」

「自分の評価を求めてくる」


といった意見が出てきたそうです。


また、上司に意見を出したり、

問題点を指摘したりすればするほど、

その人が昇給や昇進を受ける確率が

低くなったというデータもあるそうです。

(製造業・小売業・サービス業を対象にした研究)


このことから、


『職位の低い人が意見やアイディアを

出すと嫌われやすい』


ということが見えてきます。



勘違いしないでいただきたいのですが、

職場では意見をせず黙々と働けばいい

ということを言っているのではありません


大切なのは、


物事には順序がある


ということです。


みなさんもそうだと思うのですが、

まだお互いによくわかっていない間柄で、

いきなり叱ってばかりくる上司には

腹が立つことでしょう。


私だってそれは腹が立ちます。


「お前に何がわかるんだよ!?」


って(心の中で)言っちゃいます。

心の中で。。。


ですが、付き合いも長く、

信頼している上司に叱られた場合、

素直に受け入れられたリ、

反省したりできるものではないでしょうか?


つまり、相手との間に、


信頼関係が築けている


ということが前提条件になるのです。


もちろん例外はありますが、


職場で主導権を握っている人というのは、

下位(影響力の低い人)の意見を求めていない


ことが多いのです。


ですから、どんなに正解を述べていたとしても、

なかなか意見として扱ってもらえないのです。


つまり、


自分の意見や発言を受け入れてもらうには、

まずはその人から信用を得る必要がある


のです。


そのため(信用を得る)に、

まずは、

その場のルールに従い、

チームのために働き、

目標達成に貢献する

ことが求められます。


まだ信用を得られていない状況下においては、


意見を出すことではなく、協力を申し出る


姿勢が必要です。


チームへの貢献の量と比例して、

あなたに求められる意見の量も増えてきます。


このように信用を積み重ねていくことで、

やがてあなたにも自然と意見が求められうように

なってくるのです。


何かと不満はつきものかもしれませんが、


上司に協力をしていますか?

チームに貢献できていますか?


自分の意見を通すために、

組織にとって影響力のある人材になるために、

自分の行動を振り返ってみることも重用です。


誰かの部下でいるときは、まずはサポート役と

して徹し、信用を積み重ねていきましょう。

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