みなさんは、人から褒められたとき、
どちらの反応に近いですか?
A:素直に喜び、相手に感謝する
B:素直に喜べず、何かあるのかと疑う
「自己肯定感」 という言葉があります。
自己肯定感とは、自分の存在を認め、
尊重する 感情のことを言います。
自分は自分でいいんだと感じられる
心の感覚のことです。
自己肯定感の低い人は、自分に自信が
持てず、相手に認めてもらいたいという
気持ちが強くなります。
例えば、
・自慢話をよくする人
より良く見せたい、すごいと思われたい
・よく人を批判する人
批判することで、自分を優位に見せたい
・怒りっぽい人
怒りで相手をコントロールしたい
これらの行動は、
「自分を認めて欲しい」とか
「自分は価値の高い存在だと思われたい」
といった気持ちの表れでもあります。
つまり、自分自身を認められていないため、
「自分なんかダメだ」 と責め気味になったり、
必要以上に落ち込んだりするために、
そこをカバーするために相手をコントロール
しようとしてしまうのです。
逆に、自己肯定感の高い人はどうでしょう。
・ミスをしてもすぐに立ち直る
・人と比べない
・チャレンジ精神が旺盛
・他人を素直に認める
みなさんの周りにも、
周囲に左右されずいつも前向きで楽しそう
こういう人がいるのではないでしょうか?
自己肯定感の低い人からすると、
少しうらやましかったりするかもしれません。
過度に
「自分のこと大好き!!」
ってなってしまう必要はないですが、
多少そういう風になれた方が、
気持ちは楽になれそうですよね。
ただ、自己肯定感は幼少期の環境が
影響するとも言われており、
そう簡単に高まるものでもありません。
小さな体験の積み重ねが、自己肯定感を
高めることに繋がっていきます。
日常生活の中で、小さな体験を積み重ねる方法。
そこでオススメなのは、
人に親切な行為をする
です。
「情けは人の為ならず」 とは、
「親切は他人の為でなく、巡り巡って
自分のためになる」という意味の諺です。
いろいろと解釈があるかとは思いますが、
親切な行為をすることで、
「自分はいいことをした!」
という気持ちになり、
自分はやさしい人だ!
心にも余裕がある!
と、自分のイメージがポジティブになり、
自己評価を上げることにもつながる。
だから、他人に情けをかけることは、
自分の気持ちを元気にする。
そんな意味もあるのではないでしょうか?
自分の周りにいる世話好きな人は、
いつもなんだか楽しそうで、元気があり、
ポジティブな人が多いと感じます。
自分を好きになれないと悩んでいる人は、
無理に変わろうとする必要はありません。
・乗り物の中で席を譲ってみる
・次の人まで扉を開けておいてあげる
・荷物を持ってあげる
など、これまでよりほんの少しだけ、
人に親切な行為をする機会を増やしてみましょう。
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