「これがどうも苦手でできないんです」
あなたは、仕事において「NO」と言う
ことができますか?
私たちの周りには、
頑張ることが美徳
とされるような、なんとなくの雰囲気が
漂っています。
「できません」
「苦手です」
「難しいです」
そんなことを言おうものなら、
「やる気がないのか!!」
で一蹴されてしまう。
そんな不安を抱えている人も、
なかにはいるかもしれません。
仕事をしていく中で、向上心を持つ
ことは非常に重要です。
そのような意味では、できなくても
少し頑張ってチャレンジしてみる
姿勢は、必要かもしれません。
ですが、それでできるようになるか
どうかは、また別の問題です。
私は、人の名前や話を覚えておく
ことがとても苦手です。
自分なりに工夫はします。
例えば、忘れないように忘れる前に
対応してしまうとか、メモに書き残す
とか、そういったことはしてみるのです。
ですが、それでも抜けてしまうことが
あるんですね(笑)
実際のところ、これは笑い話では
済まされない場合もあります。
それは、仕事においてです。
忘れてしまうというのは、ある意味
致命的ですよ…
組織で働いていたころは、同僚から、
「この話、前にも言いました…」
なんてことは度々ありました。
(そんな上司ついてきてくれていたことに感謝ですm(_ _)m)
誰にでも、得意なことと不得意なこと
があります。
・できないと思われたくない
・自分の評価を下げたくない
・恥ずかしい思いをしたくない
そんな思いから、自分の不得意な
ことについては、隠したくなるのが
人の心理かもしれません。
自分のできないことを認めるのは
とても勇気のいることです。
ただ、ここで考えなくてはいけない
のは、自分ができるかどうかではなく、
仕事に支障があるかないか
ということです。
できないことを頑張って迷惑をかける
のではなく、滞りなく仕事を進めるため
に必要な手段を考えることも、仕事の
ひとつです。
私の場合、職場のみんなに、
「自分なりに対処はしているつもり
だけど、忘れっぽいから助けて欲しい」
ということを公言していました。
「いやいや、そんなこと言わずに
ちゃんとやってください」
と思われていたかもしれませんが、
あらかじめそう伝えておくことで、
みんなが協力してくれるようになる
のです。
向こうからリマインドしてくれるように
なったり、スケジュールに予定を入れて
おいてくれたり、たまに抜けても、
「伊藤さんだから仕方ないか」
といった、相手の気持ちの準備が
生まれてくるのです。
そのお陰で、自分はそこのできない
ことへのストレスを軽減しながら、
自分の得意なことに注力することが
できるようになりました。
自分の不得意なことを伝えることも、
チームワークのひとつです。
できない自分を認めたくなくて頑張る
という気持ちだけでも、すでにあなたは
向上心を持って頑張っています。
できないことをできないと言える勇気
重要なビジネススキルのひとつです。
普段から関係性を築けていないと、
通用しない可能性がありますので
そこはご注意を。
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