やってみせ、
言って聞かせて、
させてみせ、
ほめてやらねば、
人は動かじ
話し合い、
耳を傾け、
承認し、
任せてやらねば、
人は育たず
やっている、
姿を感謝で見守って、
信頼せねば、
人は実らず
(山本五十六)
あなたは、承認と聞いてどんな
イメージを持つでしょうか?
人には承認欲求という、人から
認められたいという欲求があると
言われています。
これは、あなたも聞いたことが
あるかもしれません。
では、承認することでどんな効果が
得られるのか?
「自己肯定感」と「自己効力感」
を満たす(高める)ことにつながります。
簡単に説明しますと、
≪自己肯定感≫
自分には生きる価値がある、誰かに
必要とされているといった、自分の
価値や存在意義を肯定できる感情。
≪自己効力感≫
自分には課題や目標を達成する
能力があるという、自分の能力に
対する自信。
といったことを指します。
これらが満たされることで、
その人はモチベーションがUPし、
自発的に努力し成長していける
ようになると言われています。
あなたの職場はどうでしょうか?
最近、何か承認(ほめられる)された
ことがありますか?
あなたは周りの人を承認(ほめる)して
いますか?
日本の文化においては、この『承認』
というものは、まだ苦手とされている
ところかもしれません。
承認の仕方などはまた別の機会にする
として、このセミナーでとても興味
深かったのが、
みんな承認してもらいたい
ポイントが違う
ということです。
自分の承認力を数値化するのに、
『承認カード』と呼ばれるアイテム
を使います。
カードに書かれた項目ごとに、
『できている・できていない』
と分けていくのです。
そして最後に、全項目の中から、
自分が一番承認されて嬉しい項目
を選んだのですが、おもしろい
ことに全員違いました。
これは、セミナーの中ではよくある
ことのようです。
つまり、
人の喜ぶポイントはみな違う
のです。
自分の軸で物事を考えて判断して
しまうから、うまくいかない。
「こうやったら喜ぶだろう」
「いつもほめてやってるのに」
「感謝の気持ちを伝えたらいい」
もしかしたら、それは自分の嬉しい
ことで、相手の嬉しいことではない
可能性があります。
承認する上で大切なのは、
普段から相手のことをよく観察し
その人のことを理解している
こと。
ここが第一歩です。
あなたは、あなたの身近な人のこと、
ちゃんと観察できていますか?
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