伊藤真哉
見え方・感じ方は人それぞれ
「なんで上司なのにこんなのもわかってくれないんだ?」
「そんなの当たり前だろ!!」
「普通はさ・・・」
みなさんにもこのような経験はないでしょうか?
そして、こんな気持ちになったときは、
大概イライラしてしまいがちですね。
何事も、思い通りに進まない時というものは、
もどかしく感じてしまうものではないでしょうか?
人は誰でも、自分なりの「メガネ」を持っていて、
その「メガネ」を通して世界を見ています。
皆さんの中にも、「これが常識」と思う自分の正解を
持っていることかと思います。
例えば、仕事の連絡を上司にメールで送ったとします。
すると上司から、
「メールで送ってくるなんておかしいだろ。
電話してくるのが当たり前だ」
と言われてしまいました。
自分としては、
「メールで済むことをいちいち電話する必要がある
のだろうか?メールの方が形にも残るし・・・」
と考えていました。
事実としては、「仕事の連絡をメールで送った」ということ
だけですが、見る人によってはプラスにもマイナスにも
なってしまうわけです。
このまま、お互いが自分の正解(正しさ)を主張している
だけでは、いつまでたっても良好な関係性は築けません。
世界の見え方は、これまでの経験や環境、置かれた立場
など、様々な要因が重なってつくられます。
みなさんも、風邪を引いたときに看病してもらったことで
人にやさしくなれたりと、世界観が変わった経験があるの
ではないでしょうか?
世界の見え方は一つではありません
見えている世界が違えば、考えや意見も違ってきて当然です。
でも、ついつい、私たちは自分のメガネで見ている世界観で、
善悪を判断しがちです。
この人が考えている正解とはなんだろう?
相手の世界観を理解しようと歩み寄ることから始めてみると、
受け止め方も変わってきませんか?