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  • 執筆者の写真伊藤真哉

人間関係のストレスの正体

前回はストレスのメカニズムに

ついてブログ書きました。


ストレスとは、ある刺激が自分の

フィルターを通して起こる反応で、

それは自身の 「思い込み」 の強さ

によって、ストレスを感じる度合いが

違ってくるとお伝えしました。


今日はもう少し詳しく説明して

いきたいと思います。


そもそも、ストレスを感じやすい

「思い込み」 とはどういうものか?


いくつか例をあげてみたいと思います。


以下のケースで、あなたに当てはまる

ものがないでしょうか?


①自分の言動が、相手にどう思われて

いるか気になる

②他の人のことを優先し、自分のことが

  後回しになって後悔する

③あの時、こうしておけばよかったと

 引きずってしまいがち


④人の小さなミスにイライラし、なかなか

  許せない

⑤人が褒められていると、自分と比べ

 自分ができてないと自信をなくす


私も以前は、①や②がすごく気になって

いました


特に、部下を持つようになったころは、

これらのことで悩んだ記憶があります…


しかし、これらの例。


「思い込み」で事実が歪められている

ことに気が付いたでしょうか?


①自分の言動が相手にどう影響して

  いるかは、実際のところわからない


②自分が人のことを優先にしてあげた

  のだから、報われるべきだという

  気持ちがある


③現実を見ずに、「あのときこうして

  いればこうなったはず」と、考えても

  何も変わらない考えにとらわれている


④その相手に、自分が求めている基準

  を期待してしまっている


⑤その人が褒められているだけであり、

  自分と比較している事実はない


他人のこととなると、


「そんな気にすることないよ!

直接言われたわけでもないんだし!」


などと、客観的に物事を捉えることが

できるのですが、


いざ自分のこととなると、私たちは、

この事実を捉えるということが苦手に

なってしまいがちです。


それは、これまでの経験の中で、

このような出来事をストレスとして感じた

ことがあり、その積み重ねが自分の

フィルターを歪めてしまっているからです。


一人ひとりに思い込みがある以上、

起きた出来事や人間関係において、

ネガティブな感情が湧くことは仕方が

ないことです。


だからこそ、


出来事の客観的な事実を掴み、

視野を広く持って物事を多面的に

捉えることができるかどうか


というのが、

ストレスを感じるかどうかの差

となってくるのです。


先にも書いたように、

人間関係おいてネガティブな感情を

抱いたり、ストレスを感じることは、

ある意味仕方がないことです。


では、どうしたらいいのか?


それは、


ストレスになる前に、ストレスの原因

への対処法を身に付ける


ことです。


人間関係のストレスは、ほとんどが

コミュニケーションによるものです。


・どうして理解してくれないのかと悩む


・本当は違う気持ちだったけど我慢した


・感情を表に出さずに抑えた


・言いたいことが言えずに我慢した


・関係性がうまくいかない人がいる


このような経験がありませんか?


このようなことが起こるのを未然に

防いだり、人間関係をよくしていくには、

コミュニケーション能力を高めていいく

ことが有効です。


その時に有効なスキルとして、


1.出来事を客観的に捉える力


2.自分の考えを伝えるための

  アサーティブコミュニケーション


3.新たな視点をもつリフレーミング


の3つがあります。


人が陥りやすい思考のクセを知り、

自分の意見をさわやかに伝えられる

ようになり、思考の幅を広げる。


これらの具体的な内容を書いていくと、

まだまだ長くなってしまいますので、

これはまた次に説明していきますね!


すぐにでも気になる方は、

ネットで検索してみて下さい!


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