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  • 執筆者の写真伊藤真哉

3つの利き(優位)感覚

夏を感じた今日この頃ですが、

夏になると海に出かけられる方も多いのではないでしょうか?


みなさんは、「海」 と聞いて、

何を連想されますか?


この時の答えの中に、

その方の「利き(優位)感覚」を知る手がかりがあります。


青い海、白い砂浜、オレンジ色した夕日が沈む風景、

波の音、かもめの鳴き声、

照りつける太陽の暑さ、冷たい水の感触、海の香り、


などなど、

思い浮かんだものは人それぞれかと思います。



私たちは、自分の五感に基づいて

物事を捉えたり、記憶したり、表現したりします。


その五感にも「優位間隔」と呼ばれる

「利き感覚」が存在するのです。


利き感覚は、


・「視覚優位」

・「聴覚優位」

・「身体感覚優位」


の3つの傾向に分かれていると考えられています。


先程の「海」の話に戻りますと、


青い海や夕日などの映像やイメージといった、

視覚的な要素を使って物事を捉える傾向がある方は、

「視覚優位」の傾向があるといえます。


波の音やかもめの鳴き声などの音や言葉といった、

耳から入ってくる情報から物事を捉える傾向がある方は、

「聴覚優位」の傾向があるといえます。


太陽の暑さや水の冷たさなどの直接感じるような、

感覚的な要素を使って物事を捉える傾向がある方は、

「身体感覚優位」の傾向があるといえます。


このように、人それぞれ利き感覚によって、

言葉の使い方にも差が見られます。



私たちは、共通点のある人や自分に近い人に

親しみを持ちます。

地元が同じだったりすると、急に距離が縮まった気がする

経験をした人も多いのではないでしょうか?


親近感を持てる相手と一緒にいると、安心できるものです。

これは、脳が無意識のうちに「安心」できるものを求め、

そこにとどまろうとする性質を持っているからです。


つまり、この「利き感覚」を意識し、

相手と同じ利き感覚を用いた表現を使うことで、

相手に親近感を持ってもらえるようになることの他、

伝えたいことも理解してもらいやすくなるのです。


コミュニケーションを円滑にすることにも役立ちます。


良好なコミュニケーションを取っていく上では、

いかに信頼関係を築いていけるかが重要です。


そのためには相手を理解する必要があり、

相手を理解するためには、相手をよく見て知る必要あります。


あなたの「利き感覚」はなんでしたか?

身近な人の「利き感覚」に合わせて会話をしてみてください。

いつもより、話が弾むかもしれませんよ!

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